「英会話を始めたいけど、話せるか不安で踏み出せない」
「英語を話せるようになりたいけど、練習方法がわからない」
このような悩みをお持ちではありませんか?もちろん、いきなりネイティブや英会話講師と話せるのならそれがベストですが、多くの人は抵抗があるでしょう。
そのような方は、まず独学でスピーキングのトレーニングをすることをおすすめします。
本記事では、独学でのスピーキング練習の方法やコツについて詳しく紹介します。メリットやデメリット、具体的なやり方まで詳しく紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
独学でもスピーキングは伸びる?
結論としては、独学でもスピーキングは伸びます。
独学は言語学習において欠かせない要素の一つです。英語話者の多くも、ただ英会話の実践のみで話せるようになったわけではなく、独学でのトレーニングを積み重ねてスピーキング力を磨いてきました。ここで重要なことは、「独学だけ」で英会話を習得するのではなく、「独学を取り入れて」英会話を習得するという意識です。
実際に人とコミュニケーションをとりながら練習する方法は、とても貴重であり、重要なステップです。しかし、そういった対人の英会話には、話せるシチュエーションや時間、場所の制限があります。
一方、独学にはそのような制限はなく、好きな時に好きな題材での学習が可能です。たとえ英語を話せる機会が少なくても、自分のペースで独学を続けることでスピーキング力を向上させることができます。重要なのは、実際の英会話の機会を最大限活用しつつ、できない時間を独学に充てることです。
独学のメリット
いつでも、どこでも学習できる
独学の最大のメリットは、時間や場所の制約がないことです。忙しい人でも通勤中や休憩時間などのスキマ時間を活用して学習できます。
また、英会話スクールのように予約の手間もなく、自分のペースで取り組めるため、無理なく続けやすい点も魅力です。
心理的なハードルが低い
独学であれば、人前で話すことに対するプレッシャーを感じることなく、リラックスして練習できます。英会話の場では緊張してしまい、思うように言葉が出てこないこともありますが、独学ならば自分のペースで試行錯誤が可能です。さらに、発音や表現を録音しながら練習することで、自分の英会話を客観視でき、自信を持って話せるようになります。
苦手を狙い撃ちできる
独学では、自分の弱点を集中的に克服することができます。たとえば、カフェで英語の接客をしなければならない場合、その場面を想定して意識的に練習することが可能です。
特定のフレーズやシチュエーションでの受け答えを重点的に練習することで、実際の会話でスムーズに対応できるようになります。自分に必要なスキルを効率的に伸ばせる点も独学の大きなメリットです。
独学のデメリット
内容が偏りやすい
独学では、つい自分が得意な表現やフレーズばかりを繰り返しがちです。そのため、新しい表現や語彙を意識的に学ぶ工夫が必要になります。実際の英会話のために、幅広い表現力をつけたい方は、場面設定や使うフレーズなどに工夫が必要です。
また、映画やドラマ、ポッドキャストなどから自然な表現を学び、独学の内容を充実させることが重要です。
正解がわからない場合がある
独学の難点の一つは、自分の発音や表現が正しいのか判断が難しいことです。特に、発音やイントネーションの細かい違いは独学では気づきにくいため、しっかりと録音し、復習するようにしましょう。
また、正解がわからない表現はメモしておき、ネイティブスピーカーや英語の先生に聞く機会があれば確認することも大切です。
スピーキング独学って何する?
独学するとはいえ、何をすればいいかわからないという方も多いでしょう。
ここでは、独学を効果的にする3つの方法をご紹介します。ぜひ、あなたの学習に取り入れてみてください。
最近ではAIを活用した英会話練習が注目されています。ChatGPTなどを利用すれば、時間制限はあるものの、無料で高水準の英会話を楽しむことができます。
特に初心者には、心理的ハードルが低く、自分が練習したいシチュエーションを指定できる点が魅力です。上級者には物足りないかもしれませんが、今後の技術発展にも期待が持てます。
多くのバイリンガルやポリグロット(多言語話者)が推奨する勉強法です。
シャワー中、散歩中、寝る前、料理中など、いつでも実践できます。また、一人二役を演じることで、異なる立場からの英会話を想定し、柔軟に対応できるスキルが身につきます。
AIや独り言での練習を録音し、自分でフィードバックを行いましょう。独学ではフィードバックを受ける機会が少ないため、自分自身で改善点を見つけることが重要です。
録音を聞き返すことで、自分が表現に詰まっている点や不自然な英語を客観的に分析できます。
スピーキング独学のコツは?
スピーキングの独学は魅力的な学習方法ですが、人との関わりがないため、工夫しなければ効果的に続けることができません。ここでは、スピーキングの学習を効果的にする3つのコツを解説します。独学の効果が感じられない、続かないという方は参考にしてみてください。
事前に使いたい表現を用意する
英会話とは違い、スピーキングを独学で練習すると、自分の知らない表現に触れる機会がありません。何度も同じ構文やフレーズを使ってしまうのは、初心者であるほどよくしてしまうミスです。
これを解消するために、学習の前に使いたいフレーズ、単語を用意しておくようにしましょう。映画を見てかっこいいなと思ったフレーズやYouTubeでみて便利だなと思ったフレーズなど、なんでも構いません。使えるようになりたいものを用意し、それを目標として練習するのが効果的です。
とにかくなりきる
独学の英会話練習では、とにかくなりきることが大切です。周りには誰もいません。人の目を気にすることなく、自由に英会話を楽しみましょう。
自分1人だけの時にできないことは、人とのコミュニケーションでできるようになりません。発音や表情、イントネーションなど、ネイティブのように会話することで、英語特有の表現をマスターできます。
数をこなす
独学の大きな利点の一つは、数をこなせることです。1日に話せる人の数や場所には限りがありますが、頭の中であればその制限はありません。自由に場面を設定して、英会話の経験を積みましょう。
具体的にイメージしながら練習することで、実際に同じ場面に直面した際に自信を持って英語を話せるようになります。身近で起こるあらゆるシチュエーションを想像しながら、多様な英会話を練習しましょう。
まとめ
独学は、言語力を伸ばす上では欠かすことのできない重要な要素です。実践経験と組み合わせながら独学を取り入れていくことで、スピーキングを効果的に伸ばすことができます。
そして、英会話の目標はやはり人とコミュニケーションを取ること。独学を通じて自信をつけたら外の世界へ飛び出し、たくさんの人や文化に触れてみましょう!